子どもと内臓脂肪型肥満

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子どものメタボリックシンドローム

子供とメタボリックシンドロームメタボリックシンドロームは、中年以上の大人にしか関係のないことと思われるかもしれませんが、実は、 子どもにもメタボリックシンドロームは存在します。

偏った食生活、アンバランスな生活リズム、運動不足・・・。これらは、現代の子どもに忍び寄る恐ろしい習慣です。
6歳児の場合、30年前に比べて肥満の子の割合が、なんと約5倍にも増えているというデータもあり、 特に男の子にその傾向が顕著に見られます。

最近では、皮下脂肪型の肥満ではなく、内臓脂肪型の肥満が増えてきており、高脂血症や高血圧、 高血糖などの生活習慣病の予備軍ができています。
メタボリックシンドロームは、大人だけのものではなく、子どもにも関係することを覚えておきましょう。

子どもの肥満のメカニズム

子どもの頃、「早く食べなさい」とか、「残さずに食べなさい」と教えられた経験は、誰にもあると思います。
「残さずに食べる」という考え方は、「もったいない」という意識もあり、素晴らしいことなのですが、 これが内臓脂肪型肥満につながる危険性もあることを知っておいてください。

「早食い」は、内臓脂肪型肥満につながりやすい食べ方です。急に食べると、体内の血糖値が急激に上がり、 食べたものの吸収率が高まって、脂肪が貯まりやすい状況になります。
また、「残してはいけない」という意識が強すぎて、必要以上に食べてしまうのも、当然内臓脂肪が貯まりやすくなるのです。「残さない」 よりも、「はじめから食卓には少量の食べ物を並べる」ことに注意しましょう。

子どもの生活習慣が、メタボリックシンドロームを引き起こす?

最近の子どもは、習いごと等が多く、実に多忙です。
また、大人の夜更かしが、そのまま子どもの夜更かしにつながり、生活習慣に乱れが生じています。
家でテレビゲームばかりをして、運動不足になったり、様々なストレスを抱えていたり・・・。

そうした生活習慣は、運動不足やストレスの増大を招き、内臓脂肪が貯まりやすい体質になってしまうのです。
子どもの場合、肥満は時にはいじめの対象にもなったり、活動意欲を低下させたりと、大人以上に、深刻な場合もあるのです。


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