メタボリックシンドロームと高血圧

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高血圧の危険性について

高血圧メタボリックシンドロームの診断基準のひとつに、「高血圧」があります。
具体的には、収縮期血圧(いわゆる「上」)が130mmHg以上、拡張期血圧(いわゆる「下」)が85mmHg以上が、 メタボリックシンドロームの基準となります。

血圧が高くなると、血管の壁に大きな負担がかかり、動脈硬化の危険性が増します。
そのために、メタボリックシンドロームでは、ちょっと高めの血圧でも、危険視しているのです。

高血圧の原因

血圧が上がるのは、塩分の取りすぎ、ストレス、喫煙などの要因によると思われがちです。
もちろん、これらの要因によって高血圧になる場合があるのですが、血圧の場合は、特に要因がなくても、年齢とともに高くなる傾向にあります。

加齢に伴って、血管の壁が少しずつ硬くなり、そこへ血液が流れるので、壁にかかる圧力が増し、高血圧になるのです。
メタボリックシンドロームの原因である、内臓脂肪が増えてくると、さらに血圧が上昇します。

内臓脂肪と高血圧の関係

内臓脂肪は、糖の代謝を助けてくれる「インスリン」というホルモンの働きを鈍らせてしまいます。
このインスリンが働きにくくなった状態を、「インスリン抵抗性」と呼びます。
この状態になると、血圧が上昇することになるのです。

内臓脂肪は、このほかにも血管を収縮させる悪玉物質を分泌します。そのため、ますます血圧が上昇し、 動脈硬化の危険性がさらに高まることになるのです。

このように、内臓脂肪が増えてくると、必然的に高血圧になり、それが動脈硬化へとつながる危険性をはらんでいるという、 非常に恐ろしい状態になるのです。

普段から塩分を控えめにし、適度な運動を続けることで内臓脂肪を減らす努力が必要になるのです。


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