メタボリックシンドロームと動脈硬化

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メタボリックシンドロームと動脈硬化

動脈硬化の危険性高脂血症、高血圧、高血糖と深くかかわりのある、メタボリックシンドローム
内臓脂肪の蓄積にくわえて、これらのリスクが重なると、メタボリックシンドロームということになってしまいます。
ただの中年太りとして気に留めていなかったのが、非常に危険性を伴った状態であることもあるのです。

メタボリックシンドロームになると、自分でも気付かないうちに、動脈硬化が進んでいることにもなります。
内臓脂肪が蓄積されることで、中性脂肪が増え、血液の流れが悪くなるのです。
実はメタボリックシンドロームで一番恐ろしいのが、この動脈硬化なのです。

動脈硬化が進行すると、心臓の筋肉に酸素と栄養を送る冠動脈の血管が狭くなり、血液の流れが悪くなります。
動脈硬化によって、次のような様々な症状を起こす場合があります。

●狭心症
動脈硬化によって、一時的に心臓に血液が送られない状態を「狭心症」といいます。

●心筋梗塞
また、血管に血の塊が詰まって(血栓)、血液の流れがせき止められ、心臓に酸素と栄養が行かなくなるのが「心筋梗塞」です。

●脳梗塞
動脈硬化によって、脳の血管に血栓が出来て、血液が脳細胞に流れなくなるのが、「脳梗塞」です。 運動障害や言語障害を引き起こす原因にもなります。

メタボリックシンドロームによって、引き起こされる動脈硬化は、このように様々な病気を引き起こすことにもなるのです。

メタボリックシンドロームは「未病」

このように、非常に怖いメタボリックシンドロームですが、そうは言っても、メタボリックシンドロームの大多数は明確な「病気」 であるとは言えません。

おなかの周りが85cmを超えて、中性脂肪も高めという状態でも、それは病気の前段階である「未病」ということになります。
つまり、「未病」の段階で、血糖値を下げたり、血圧を下げたりする努力をし、内臓脂肪を減らす努力をしていけば、 メタボリックシンドロームは解消できるのです。

まずは、食生活を初めとする生活習慣を見直すこと。
ストレスをためないために、適度な息抜きの時間や趣味の時間を持つこと。
適度な運動を継続して、内臓脂肪がたまらないようにすること。

これらを継続することで、メタボリックシンドロームが引き起こす様々な病気を未然に防ぐようにしましょう。


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