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2006年07月06日

子どもと内臓脂肪型肥満

子どものメタボリックシンドローム

子供とメタボリックシンドロームメタボリックシンドロームは、中年以上の大人にしか関係のないことと思われるかもしれませんが、実は、 子どもにもメタボリックシンドロームは存在します。

偏った食生活、アンバランスな生活リズム、運動不足・・・。これらは、現代の子どもに忍び寄る恐ろしい習慣です。
6歳児の場合、30年前に比べて肥満の子の割合が、なんと約5倍にも増えているというデータもあり、 特に男の子にその傾向が顕著に見られます。

最近では、皮下脂肪型の肥満ではなく、内臓脂肪型の肥満が増えてきており、高脂血症や高血圧、 高血糖などの生活習慣病の予備軍ができています。
メタボリックシンドロームは、大人だけのものではなく、子どもにも関係することを覚えておきましょう。

子どもの肥満のメカニズム

子どもの頃、「早く食べなさい」とか、「残さずに食べなさい」と教えられた経験は、誰にもあると思います。
「残さずに食べる」という考え方は、「もったいない」という意識もあり、素晴らしいことなのですが、 これが内臓脂肪型肥満につながる危険性もあることを知っておいてください。

「早食い」は、内臓脂肪型肥満につながりやすい食べ方です。急に食べると、体内の血糖値が急激に上がり、 食べたものの吸収率が高まって、脂肪が貯まりやすい状況になります。
また、「残してはいけない」という意識が強すぎて、必要以上に食べてしまうのも、当然内臓脂肪が貯まりやすくなるのです。「残さない」 よりも、「はじめから食卓には少量の食べ物を並べる」ことに注意しましょう。

子どもの生活習慣が、メタボリックシンドロームを引き起こす?

最近の子どもは、習いごと等が多く、実に多忙です。
また、大人の夜更かしが、そのまま子どもの夜更かしにつながり、生活習慣に乱れが生じています。
家でテレビゲームばかりをして、運動不足になったり、様々なストレスを抱えていたり・・・。

そうした生活習慣は、運動不足やストレスの増大を招き、内臓脂肪が貯まりやすい体質になってしまうのです。
子どもの場合、肥満は時にはいじめの対象にもなったり、活動意欲を低下させたりと、大人以上に、深刻な場合もあるのです。

2006年07月07日

女性と内臓脂肪

女性と内臓脂肪の関係

メタボリックシンドロームの診断基準では、お腹まわりの危険域として、男性では85cm、女性は90cmとなっており、 女性の方が男性よりも5cm大きくなっています。

この違いは、女性特有の体質に、その秘密があります。
女性は、女性ホルモンの関係で、皮下脂肪がつきやすく、一見お腹の周りがポッコリなっていても、内臓脂肪は案外少ない場合が多いのです。

男性の場合は、「男性ホルモン」によって内臓脂肪が貯まりやすい体質です。
心筋梗塞や脳梗塞の危険域とされる年齢でも、男性は45歳以上、女性は55歳以上と、なんと10年の開きがあります。
これも、男性の方が内臓脂肪が貯まりやすいことが、一つの原因でしょう。

更年期からは、女性も要注意

このように、女性は男性よりも内臓脂肪が貯まりにくく、比較的メタボリックシンドロームの危険性は低いともいえます。しかし、 女性の場合は更年期を過ぎ、閉経を迎える頃から、注意を要します。

閉経すると、女性ホルモンの分泌量は激減し、内臓脂肪が貯まりやすい体質になるのです。
女性ホルモンには、強力な抗酸化作用があることが知られており、活性酸素による害から身体を守る作用があります。これが、 内臓脂肪をためにくくさせる働きにもつながっているのですが、この女性ホルモンの分泌が弱まると、 様々な障害が起こってくる可能性が高まるのです。

内臓脂肪とメタボリックシンドロームには、年齢によるホルモン分泌量も大きく関わっているのです。

女性と内臓脂肪

女性と内臓脂肪の関係

女性と内臓脂肪の関係イラストメタボリックシンドロームの診断基準では、お腹まわりの危険域として、男性では85cm、 女性は90cmとなっており、女性の方が男性よりも5cm大きくなっています。

この違いは、女性特有の体質に、その秘密があります。
女性は、女性ホルモンの関係で、皮下脂肪がつきやすく、一見お腹の周りがポッコリなっていても、内臓脂肪は案外少ない場合が多いのです。

男性の場合は、「男性ホルモン」によって内臓脂肪が貯まりやすい体質です。
心筋梗塞や脳梗塞の危険域とされる年齢でも、男性は45歳以上、女性は55歳以上と、なんと10年の開きがあります。
これも、男性の方が内臓脂肪が貯まりやすいことが、一つの原因でしょう。

更年期からは、女性も要注意

このように、女性は男性よりも内臓脂肪が貯まりにくく、比較的メタボリックシンドロームの危険性は低いともいえます。しかし、 女性の場合は更年期を過ぎ、閉経を迎える頃から、注意を要します。

閉経すると、女性ホルモンの分泌量は激減し、内臓脂肪が貯まりやすい体質になるのです。
女性ホルモンには、強力な抗酸化作用があることが知られており、活性酸素による害から身体を守る作用があります。これが、 内臓脂肪をためにくくさせる働きにもつながっているのですが、この女性ホルモンの分泌が弱まると、 様々な障害が起こってくる可能性が高まるのです。

内臓脂肪とメタボリックシンドロームには、年齢によるホルモン分泌量も大きく関わっているのです。

筋肉を増やして内臓脂肪を燃やそう

脂肪を燃やす運動とは

ジョギングのイラストおなかにポッコリと付いた内臓脂肪を減らす方法として、 運動することで脂肪を効率よく燃やすことが必要になります。脂肪をエネルギーに変える運動により、 メタボリックシンドロームを予防することにつながるのです。

では、どんな運動が脂肪を燃やすのに適しているのでしょうか。
例えば、ダイエットの時によく思い浮かべる「ジョギング」や「ランニング」。
実はジョギングは、脂肪を燃やすのにはあまり効果がないのです。

人間の身体は、とても高燃費にできていて、運動することで消費できるエネルギー量は、さほど多くはないのです。フルマラソンを3回走って、 やっと1kgの脂肪が燃焼できるほどのものでしかありません。
では、運動はたいした意味を持たないのか、というと、そうでもありません。

例えば、激しく筋肉を動かす必要のない時(例えばじっと座って勉強していたり、寝ている時など)は、 筋肉では糖よりも脂肪が燃えているのです。
心臓は、どんな時でも絶えず活動していますが、そのエネルギーの7割が脂肪からもらっているのです。
つまり、脂肪をどんどん燃やしているわけです。

ここに、メタボリックシンドロームを予防するための、適切な運動の仕方のヒントが隠されているのです。

運動の順番がとても大切

メタボリックシンドローム予防のための運動は、大別すると以下の3つに分けることができます。

1.筋肉を増やす運動(ダンベルなどを利用)
2.筋肉を利用して、脂肪を燃やす運動(有酸素運動。ジョギングなど)
3.血液の循環を促す運動(柔軟体操など)

脂肪を減らすためには上記の運動を1番から順にやっていくことが好ましいです。
つまり、単純に脂肪を燃やそうとするのではなく、まずは筋肉を増やして内臓脂肪を燃やすことを意識するのです。

赤色筋肉が、内臓脂肪を燃やす

筋肉を増やして、脂肪を燃焼させることが、メタボリックシンドローム予防には適切な運動の方法であることがわかりました。
では、この筋肉ですが、どの筋肉を増やすのが良いのでしょうか?

筋肉には、大きく分けて「白色筋肉」と「赤色筋肉」の2つがあります。

ウエイトトレーニング白色筋肉は、瞬発力を生み出す筋肉で、主に糖質が燃焼してパワーを生み出します。
短距離走やボディビルダーは、この「白色筋肉」が発達しています。白色筋肉は、腕立て伏せやウエイトトレーニングなど、 激しい運動で筋肉に負荷をかけることで発達します。

対して、「赤色筋肉」は、脂肪が燃焼するところで、長距離走の選手などで発達しています。
この「赤色筋肉」は、「ダンベル体操」や「鉄棒の斜め懸垂」など、1回あたりの負荷が軽い運動を、回数を重ねることで発達します。
このように、負荷の軽い運動を複数回行うことを続けると、高齢者でも筋肉が付いてきます。

脂肪を燃やす赤色筋肉をつけるには、ジョギングなどの軽すぎる運動では赤色筋肉を増やすには弱すぎます。
かといって、バーベルなどの負荷の高すぎる運動では、白色筋肉が付いてしまいます。

適度な負荷をかけながら、回数を重ねる運動をすることで、赤色筋肉を増やし、それを維持できれば、寝ている間にも脂肪が燃焼され、 内臓脂肪の貯まりにくい体質にすることができるのです。

ダンベル体操

2006年07月11日

内臓脂肪と食事の関係

身体に良いものをバランスよく食べる

バランスの良い食事内臓脂肪を減らすためには、食事のバランスを考え、暴飲暴食を控えるといった、ある程度の努力が必要です。
最近は、健康ブームで、テレビの特集番組でも「身体に良い」「ダイエットに効く」などのうたい文句で、様々な食品がとりあげられています。
テレビで取り上げられた食品は、翌日スーパーに行くと、お客が殺到してすぐに品切れになるなど、少々過熱気味です。

しかし、ここで落とし穴が。
「身体に良い」という食品は確かに良いのですが、ブームに踊らされて、その食品ばかりを集中して食べることで、 逆に内臓脂肪を増やしてしまう危険性もあるのです。

例えば、「ごま」が健康に良いとテレビで紹介されたら、通常の食事に加えて、ゴマを大量に摂取するなどです。たとえ、 ダイエットや健康に良いといっても、それらの食品にもエネルギーの素があります。内臓脂肪を減らそうと、ダイエットしても、 そうした食品をたっぷり食べると逆効果なのです。

悪性因子にあわせた食事をとる

メタボリックシンドロームの3つの悪性因子は、「高脂血症」「高血圧」「高血糖」ですが、 それぞれの悪性因子に合った食事の取り方を心がけるようにしてください。

■高脂血症(中性脂肪値が高めの方)
お酒と甘いものは控えましょう。
また、果物も避けた方が賢明です。果物は、体内に吸収されやすく、体内に入った糖分が、内臓脂肪の原因ともなり得るのです。

■高血圧の方
塩分を控えてください。塩分の代わりに、山椒や唐辛子、わさびなどを上手に使うことで、食事にメリハリが出ますので、工夫してください。
唐辛子に含まれる「カプサイシン」は、代謝力を高めますので、塩分を取る代わりに唐辛子で工夫すれば、さらに良い効果が得られるでしょう。

■高血糖(血糖値の高い方)
糖質を控えてください。高脂血症の場合と同様、果物の取りすぎには注意してください。
主食には、できるだけ吸収の遅い玄米や、全粒粉のパンなどを選ぶと良いでしょう。
血糖値の高い人は、ゆっくりと良く噛んで食べるように心がけると、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

アブラを減らした食事で、メタボリックシンドロームを予防する。

内臓脂肪を減らすためには、食事制限だけではなく、筋肉(特に赤色筋肉)を増やして、脂肪を燃焼させることが大切です。

その筋肉を作る材料になるのが「たんぱく質」です。
たんぱく質を摂取するには、肉や魚、卵などが効果的ですが、同時に「アブラ」を取らないように注意する必要があります。

肉や魚を買う時には、できるだけアブラの少ない部位を選ぶのがコツです。
牛肉なら、霜降り肉よりも赤身肉。
魚ならトロより赤身。赤身より白身。

このように、部位を選ぶことでアブラの摂取を抑えながら、筋肉の素になる「たんぱく質」を摂取できま
す。

また、イワシやアジ、サバなどは中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やしてくれますので、積極的に食べるようにしましょう。

サプリメントで内臓脂肪を減らす

サプリメントを上手に活用して、内臓脂肪が付かないように

食事とサプリメント内装脂肪を減らすには、赤色筋肉をつけて内臓脂肪を燃やす方法と、 食事によって内臓脂肪を減らす方法がありますが、もう一つ、「サプリメント」という方法もあります。

内臓脂肪が付かないようにする、または付いてしまった内臓脂肪を減らすには、 食事と運動でトータルのエネルギー量を調節する必要があります。

ところが、年齢ととに基礎代謝量が落ち、筋肉の量が減っていきます。すると、脂肪が燃焼されなくなり、 内臓脂肪が付きやすくなってしまうのです。

そうした事を食い止めるために、「サプリメント」を、運動と食事とともに併用して摂取するのが良いのです。

内臓脂肪を燃やすサプリメントとは?

サプリメント内臓脂肪や皮下脂肪など、体内に蓄積された脂肪は、そのままでは燃焼しません。まずは、「遊離脂肪酸」 という形に分解する必要があります。

それには、「カフェイン」などが活躍します。
「カフェイン」によって分解された脂肪は、筋肉細胞の中の「ミトコンドリア」に入ることで、脂肪が燃焼するのです。

さて、そのミトコンドリアに入るために活躍するのが、最近流行の「Lカルニチン」です。
Lカルニチンによって、ミトコンドリアの中に入ってきた脂肪は、燃焼されてエネルギーに換えられます。

このプロセスをサポートするのが、「コエンザイムQ10」です。

つまり、内臓脂肪を効果的に燃焼するためには、「Lカルニチン」と「コエンザイムQ10」の入ったサプリメントを摂取すると、 効果的だということです。

これらのサプリメントを上手に生かしながら、運動と食事によって内臓脂肪を燃焼しましょう。
内臓脂肪が付いた状態は、メタボリックシンドロームの危険性が高い状態だといえるので、上手に内臓脂肪を燃焼させましょう。