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2006年06月21日

食べすぎによる肥満

内臓脂肪の原因は、「食べすぎ」が原因

食べすぎは、内臓脂肪を貯める!内臓脂肪が貯まる原因として、まず第一に挙げられるのが、「食べすぎ」によるものです。
私たちが食べたものは、消化・吸収される過程で、エネルギーに変わります。
そして、いらなくなった老廃物は排泄物となって身体の外へ捨てられるという仕組みになっています。

ところが、このときに使われなかった余分なエネルギーは「脂肪」という形で体内に蓄積されるのです。
当然、エネルギーが使われなかったり、必要以上にエネルギーが体内に生成されると、たくさんの脂肪が蓄積されることになります。

これが、「肥満」と呼ばれるものなのです。

中でも、内臓脂肪は非常に貯まりやすく、メタボリックシンドロームを引きおこす直接的な原因になるのです。
これは、明らかに現代人が「食べすぎ」て、エネルギーを余分に蓄えすぎていることに起因しています。

30歳からは、省エネのライフスタイルを

日常生活において、最低限必要なエネルギーは、30歳を過ぎた頃からどんどん少なくなっていきます。
つまり、それほどエネルギーを使わなくなるということです。
同じ量を食べても、余分なエネルギーが増えて、脂肪が貯まりやすくなるのです。

これが、よく言われている「基礎代謝量の低下」です。
つまり、よく言うと30歳を超えると、人間の身体は「省エネ」になっていくということです。
そうなると、必然的に食べる量は少なくて済むようになります。

ところが、若い頃と同じくらいに食べてしまうことで、どんどん脂肪が貯まってくるようになります。
内臓脂肪は、食べすぎによってもたらされるのです。

「アブラ」の取りすぎに注意!

日本人が1日に摂取する脂質の量は、平均約60グラムというデータがあります。当然、 脂質は人間が生きていく上で必ず必要な栄養素なのですが、この脂質を取りすぎると、内臓脂肪が増えることになります。
実は、日本人は、50年前に比べて摂取する脂質の量が、約3倍に増えているのです。

これは、食生活の変化が大きく関係しています。
ヘルシーな日本食が主体の食生活から、脂っこい欧米型の食生活に変化していく中で、摂取する脂質の量が急激に増えているのです。

メタボリックシンドロームを未然に防ぐためには、食生活を日本食中心に改めることと、必要以上に食べないことが、重要なことなのです。

太りやすい体質について

脂肪を貯め込む本能

私たち人間の身体には、本能的に脂肪を体内に蓄積するという機能が備わっています。
これは、脂肪が生きていく上で、役に立つからといえるでしょう。
皮下脂肪は、寒さから身体を守る役割を持っていますし、臓器を脂肪で包むことにより、外部からの衝撃を和らげるという役割も持っています。

そうした「脂肪を蓄える」という本能のために、 少しでも体内にエネルギーがあまれば脂肪としてしっかりと貯め込んでおくということになるのです。

肥満遺伝子と日本人

肥満と日本人イラスト肥満治療の世界では、「肥満遺伝子」の存在が確認されています。
生まれつき、脂肪を貯めやすい(太りやすい)遺伝子が、身体に組み込まれているというのが「肥満遺伝子」と呼ばれるものです。

肥満遺伝子には、
●脂肪の代謝力が弱いタイプ
●善玉の物質であるアディポネクチンの量が少ないタイプ
●脂肪を溜め込みやすいタイプ

に大別できます。
日本人の場合は、「脂肪を溜め込みやすいタイプ」が多く、「倹約遺伝子」とか、「飢餓遺伝子」とも呼ばれています。
もともと資源の乏しい国の民族なので、少ない食物でいかに効率的にエネルギーを蓄える力を本能的に持っているのかも知れませんね。

太りやすい体質を、どう改善するか?

このように、日本人はただでさえ「脂肪が貯まりやすい」体質であるので、欧米型の脂っこい食生活は、そもそも合っていないようです。
この50年間で、脂肪の摂取量が約3倍になっていることも合わせて考えると、 メタボリックシンドロームの危険性は今後益々高まっていくようにも思えます。

では、太りやすい体質を、どう改善するかですが、これは食生活を改めることが、一番です。
人間は30歳を超えると基礎代謝力が低下します。
つまり、それほどエネルギーを必要としない体質へと変化していくのです。

これを考えないで、若い頃と同じ量をどんどん食べたり、飲みすぎたりすると、エネルギーが余りすぎて、 脂肪がどんどん増えることになります。

それに加えて、日本人は「節約遺伝子」によって、脂肪を貯めやすい体質の人が多く、余計に太りやすい体質になってしまうのです。

まずは、欧米型の脂っこい食生活を改め、日本食中心の食生活に変えていくことから始めては、いかがでしょう。

2006年07月06日

子どもと内臓脂肪型肥満

子どものメタボリックシンドローム

子供とメタボリックシンドロームメタボリックシンドロームは、中年以上の大人にしか関係のないことと思われるかもしれませんが、実は、 子どもにもメタボリックシンドロームは存在します。

偏った食生活、アンバランスな生活リズム、運動不足・・・。これらは、現代の子どもに忍び寄る恐ろしい習慣です。
6歳児の場合、30年前に比べて肥満の子の割合が、なんと約5倍にも増えているというデータもあり、 特に男の子にその傾向が顕著に見られます。

最近では、皮下脂肪型の肥満ではなく、内臓脂肪型の肥満が増えてきており、高脂血症や高血圧、 高血糖などの生活習慣病の予備軍ができています。
メタボリックシンドロームは、大人だけのものではなく、子どもにも関係することを覚えておきましょう。

子どもの肥満のメカニズム

子どもの頃、「早く食べなさい」とか、「残さずに食べなさい」と教えられた経験は、誰にもあると思います。
「残さずに食べる」という考え方は、「もったいない」という意識もあり、素晴らしいことなのですが、 これが内臓脂肪型肥満につながる危険性もあることを知っておいてください。

「早食い」は、内臓脂肪型肥満につながりやすい食べ方です。急に食べると、体内の血糖値が急激に上がり、 食べたものの吸収率が高まって、脂肪が貯まりやすい状況になります。
また、「残してはいけない」という意識が強すぎて、必要以上に食べてしまうのも、当然内臓脂肪が貯まりやすくなるのです。「残さない」 よりも、「はじめから食卓には少量の食べ物を並べる」ことに注意しましょう。

子どもの生活習慣が、メタボリックシンドロームを引き起こす?

最近の子どもは、習いごと等が多く、実に多忙です。
また、大人の夜更かしが、そのまま子どもの夜更かしにつながり、生活習慣に乱れが生じています。
家でテレビゲームばかりをして、運動不足になったり、様々なストレスを抱えていたり・・・。

そうした生活習慣は、運動不足やストレスの増大を招き、内臓脂肪が貯まりやすい体質になってしまうのです。
子どもの場合、肥満は時にはいじめの対象にもなったり、活動意欲を低下させたりと、大人以上に、深刻な場合もあるのです。

2006年07月07日

女性と内臓脂肪

女性と内臓脂肪の関係

女性と内臓脂肪の関係イラストメタボリックシンドロームの診断基準では、お腹まわりの危険域として、男性では85cm、 女性は90cmとなっており、女性の方が男性よりも5cm大きくなっています。

この違いは、女性特有の体質に、その秘密があります。
女性は、女性ホルモンの関係で、皮下脂肪がつきやすく、一見お腹の周りがポッコリなっていても、内臓脂肪は案外少ない場合が多いのです。

男性の場合は、「男性ホルモン」によって内臓脂肪が貯まりやすい体質です。
心筋梗塞や脳梗塞の危険域とされる年齢でも、男性は45歳以上、女性は55歳以上と、なんと10年の開きがあります。
これも、男性の方が内臓脂肪が貯まりやすいことが、一つの原因でしょう。

更年期からは、女性も要注意

このように、女性は男性よりも内臓脂肪が貯まりにくく、比較的メタボリックシンドロームの危険性は低いともいえます。しかし、 女性の場合は更年期を過ぎ、閉経を迎える頃から、注意を要します。

閉経すると、女性ホルモンの分泌量は激減し、内臓脂肪が貯まりやすい体質になるのです。
女性ホルモンには、強力な抗酸化作用があることが知られており、活性酸素による害から身体を守る作用があります。これが、 内臓脂肪をためにくくさせる働きにもつながっているのですが、この女性ホルモンの分泌が弱まると、 様々な障害が起こってくる可能性が高まるのです。

内臓脂肪とメタボリックシンドロームには、年齢によるホルモン分泌量も大きく関わっているのです。